ゾーニングとテーマ設定

ゾーニング(zoning)とは、敷地を用途や形状によって論理的または物理的に区切ることです。
これは庭をデザインする上での大前提となる考え方です。この作業をすることによって意味のあるデザインが可能になります。

平面図


上の例では、大きく見ると物理的に
「エントランス部分(A)」と「アプローチ部分(B)」と「メインガーデン」に区切ることができます。ここで庭づくりの目的をふまえてメインガーデンはさらにCからIまで分割しています。
この細分化する作業がすなわちテーマ設定ということです。ゾーンにはそれぞれテーマが設定されるわけです。
ここではDが庭の最大のフォーカルポイント(視線の集まる地点)としてシンボルツリーとレンガサークルで構成されます。Hが最も実用的に使われる場所としての「パーゴラウッドデッキ」、Cが「シンボルとデッキを結ぶ導線としての小みち」という位置づけ。E部分は「フレキシブルな植栽スペース」として少しずつ整備する場所、Gはバーベキューができるレンガステージ、Fは子供と作るベジタブルガーデン・・・・という具合になります。


ゾーニングの際のテーマの切り口はどんなことでも構いませんし、面積の大小も関係ありません。最終的に「どんなふうに庭を使いたいか」という目的に合致すればいいわけですから。
この作業の結果、施工途中でのデザイン変更もやりやすくなりますし、材料調達や施工工数の区切りにもなりますから段階的施工が可能になります。目先にとらわれずあわてないで庭づくりが進められるわけです。

敷地の図面や実測した寸法をもとに上の図のような平面図をまずおこしてみましょう。きれいに表現できなくても意味が読み取れればOKです。敷地の向きや物置・配管など障害物の有無、日照条件なども書き加えておくとベターです。
植栽する樹木や草花の種類、構造物の色や材質など絵におとしにくいものは本や雑誌、カタログなどからコピーして切り抜き、図面の空きスペースに貼っておくとイメージがつかみやすくなります。

俯瞰図

絵に自身のある方は立体的なイメ
ジ図も描いてみると尚いいですね。