雑然として生活感の濃い庭を人の集う庭に (仙台市青葉区T邸)
いつも元気な幼稚園児の2人兄弟。いろんなおもちゃや道具を庭に引っ張り出して遊びまわっています。でも子どもって次々に遊び方も場所も替えるし、後片付けが・・・。ママは泥んこ洗濯がいっぱい。庭に物干し台を置いて竿2本に干してもまだ足りない。とてもとてもゆったりお花を育てるなんてできやしないどころか雑草取りもままならない。
そんな奥様がせっかくのお庭をもう少しゆとりの感じられる空間にしたいというご希望でした。家族だけでなく、お友達も集まって来られるようなちょっと素敵な空間。それが今回のコンセプトでした。
○お庭は変形の台形形の土地で約80u。高さ2mのカイズカイブキの生垣で囲まれている。
○庭の入り口は車庫の途中から2段のコンクリステップを上がって入るが、ステップ右側がご主人の組み立てたログ調1坪物置があって閉鎖的な感じ。
○もともと庭全体に芝が植えられていたが粘土質の土壌である上に踏み固められてほぼ枯れており、周囲は雑草に覆われる。まとまった雨で庭の中央が池のようになり、水はけが極端に悪い。
お客様の具体的な要望として、
@既存のウッドデッキを拡張して広く使いたい。
Aグリーン主体の手のかからない庭。
B物干し台をなくしてスッキリ見せたい。
そこで、既存デッキの手すりを解体して、1段下がりのデッキを拡張。水のたまりやすい部分は土をむき出しにしないよう石張り、砂利敷きのテクスチャで明るく見せることにしました。
洗濯干し場は隣家境界のH2.4mのハイフェンス手前に着脱式竿掛アームをつけた柱を設置。植栽は施工の仕上がりを見てからコンテナ中心で。
| 施工前のようす↓ | 施工後のようす↓ |
![]() 庭の入り口(車庫側)から見た庭。奥がウッドデッキ。夏の終わりだったが、子供用プールが出ている。鉢植えもあちこちに。隣家境界はカイズカの生垣。芝の名残りとあとは雑草。 |
![]() アプローチはレンガの縁取りに洋風式砂利。マテリアルの境目は枕木で切り替え。手すりをはずし拡張したデッキは約4坪。奥に目隠しハイフェンスと物干しアームが見える。 |
![]() デッキ上から見た主庭(南側)の様子。洗濯物はこの場所なら確かによく乾く。が、見栄えが・・・。 |
![]() 既存デッキ上から。拡張部分の形状がよくわかる。床板の方向が既存と直角にすることで広がり感を強調する。庭奥は今後順次植栽を整備していくことに。 |
![]() デッキのフェンスの高さは1.3mある。普通より高く、空間をしっかり区切っていて狭さを強調する。手前右は4mほどあるモッコクの木。 |
![]() 拡張したデッキは敷地の形に合わせて角を落としている。上段奥も約1坪分境界ぎりぎりまで伸張。物干し側、家の裏手側双方にステップをつけている。デッキ手前は洋風乱張り石でカット円を描き周囲はアプローチの延長で洋風砂利を敷き詰めた。これにより、土の露出部が従来の半分の面積に減った。 |