細長い敷地を多機能なお庭に  (柴田町I邸)

幅約4.5m、奥行きが約20mある細長いお庭。施主様は田畑をお持ちで農業機械を敷地内に置く場所でまず悩んでおられました。奥に入れてしまうと出し入れが大変だし庭を突っ切らなければならない。かといって庭の入り口側(公道側)にそのまま置くには庭の景観を損ねるし・・・、さらに「植物は何をどこに植えたらいいのかも決められない」と、施主様は大変悩まれて結論が出ず、ZENに依頼してこられました。条件は
 ●農業機械を格納する場所を確保したい
 ●隣家からの目線を遮りたい
 ●きれいな庭を保ちたい

そこで
細長い庭をできるだけ広く見せながら人がいつも庭の隅々まで行きやすいようレイアウトしました。
木製の屋根付き器具庫を庭開口部に設け、倉庫然としたイメージでなく庭を構成するひとつの構造物としての外観をキープしました。
目隠しフェンスは圧迫感をなくすために段違いで、曲線のペイビングは人を導きやすくします。
植栽はポイントになる樹木は数本で目線がかぶらないように配置、コニファー花壇は大きなフォーカルポイントになります
不完全円のテラスは既存のコンクリートのたたきに接続して包含する形にします。広さが確保できタタキの無機質感を軽減します。

施工前のようす
長方形の細長いお庭。どうしたらよいのかまったくわからないと施主様。
↓手前が駐車スペースで、道路から庭奥まで見通せる



↓庭奥から駐車スペース側(公道側)を見たところ

まずは屋根付き器具庫から取り掛かる。ここに耕運機などの農業器具を置く。庭の使い勝手を損なわないよう角をカットした形をしている。道路側から庭の目隠しにもなり、かつ機械類の出し入れがしやすい。



植栽は施主様にもお手伝いいただいて・・・

手間のかからないコニファー中心に植える

既存のコンクリたたきに接続して乱形石張りのテラスを作る。レンガの縁取りは縦にモルタルで接着していく

テラスのできあがり。キャンピングテーブルと椅子が置ける広さ
開口部が広いので大物でも出し入れラクラク。壁面はラティス張りで庭奥に向かって目隠しフェンスが連続する。屋根はポリカーボネートの平板を張っている

>>>施工完了後

中央はシンボルのジューンベリー。
庭奥から駐車スペース側を見る。右下は化粧砂利を敷かずローマンカモミールで覆いつくす計画
3ヵ月後、夏のお庭のようす。緑が濃くなってなじんできた
庭奥のコーナーパーゴラ
左はニセアカシア‘フリーシア’。成長が早く植えた時の3倍のボリュームになった

自由に植えられる花壇スペースをとってあるので、施主様は休日には花苗を植えて楽しんでいらっしゃいます。