種から育てる常緑芝生 Evergreen Lawn-seeding
春になると園芸店やホ−ムセンターで芝の束が山積みで売られています。これはほとんど「コウライ」か「ヒメコウライ」という種類の芝で、日本の気候特性に最も適合しているので広く利用されています。しかしこれは、『暖地型』芝草で、冬は地上部が枯れます。ゴルフ場やサッカー場のように一年中きれいなみどりならどんなにいいか・・・そう思ったことはありませんか?寒い地方の方ならなおさらですよね。
では、チャレンジしてみましょう!『寒地型』の芝草で!
その前に寒地型芝草の種類と特徴をつかんでおきましょう。
代表的な種類>>> ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス、クリーピングベントグラス
特性>>> 暖地型芝草に比べ、緑が濃く大変美しい色です。暑さに弱く、冷涼な気候を好みます。ですから関東以西の温暖な地域では夏場に枯れるというリスクはあります。また、東北以北でも高温期が続くと同じく枯れる場合もあります。寒さには強いですが、対病性は暖地型に劣ります。
管理上の注意>>> 排水性のよい砂質土壌に種を播きます。日中の気温が10℃〜28℃の間ならいつでも播けます。雑草取りと刈り込み、エアレーション(穴あけによる通気)、追肥を適宜行い、生育が均一でない部分は追い播きしてやるとよいでしょう。さらに万全を期すならば、暖地型芝草との併用という手があります。暖地型芝草が枯れる前に寒地型芝草の種を追い播きする方法です。この場合ある程度根の張るスペースを確保する必要があるので、エアレーションと目土の補充は忘れてはなりません。
芝の管理というのは、考えているよりずっと手のかかるものです。キレイな緑を保つためにはそれ相応の労力がかかることを覚悟の上で育ててくださいね。(*^_^*)
では種まきの手順をご覧ください。作業日は9月26日、日中の最高気温23℃でした。
生育の経過は追って掲載!⇒1ヶ月後の様子はこちら!!
4ヶ月後の様子はこちら
| @種まき前の様子。 雑草だらけ。長さ20m幅2.7mの敷地中央部分に90cm幅で蛇行した芝の道を作るという計画。 ![]() |
A雑草をきれいに取り除き、芝の種を播く‘小みち’部分を線引きします。![]() |
B20cmほど耕し、石ころや草の根を取り除きます。そして有機質の芝生肥料を1u当たり150gと粒状苦土石灰を1u当たり100g程度ばら撒き漉き込みます。![]() |
Cトンボで均します。この場所は写真右側にある側溝に向かって傾斜しており、このままでは土が流れるので、波型の仕切り板を境界線に埋め込みました。![]() |
D目土を2〜3cm厚で入れます。普通芝張りのときに使いますが、粒が揃っていてつぶれにくく、排水性がよいことと、肥料や石灰、土壌の有機質と種が直接触れないようにするために用います。![]() |
E全体に敷き均したところ。![]() |
F今回使用した芝の種。寒地型芝草4種混合。一缶で3坪分。![]() ![]() |
G均一に播けるように砂に混ぜてカサを増やします。![]() |
Hできるだけ同じ分量を同じ力加減で播いていきます。目土が黄色いので黒っぽい砂に種を混ぜて播くと拡散の具合がよくわかります。![]() |
I播き終えたら目土で覆土します。種が飛ばないように押さえるのです。そしてこの後、タンパーでてん圧します。![]() |
Jシャワーでしっかり散水します。![]() |
Kこれで作業終了。あとは芽が出るまで表土を乾かさないように注意します。![]() |
▽▽▽1ヶ月後(10/27)のようす
3〜4cm育った。播きムラが明らかになる。来春追い播きする予定。![]() |
▽▽▽4ヶ月後(1/21)のようす
青味がのこっているものの赤茶けている。(予想と違う)![]() |