ガーデニングとはいったい何なんだ!?
辞書的には、gardening =「園芸,庭造り;植木屋の仕事,造園(術)」
ということですから、日本でも昔から行われてきたことに間違いはないですよね。
でも"ガーデニング゛というひびきは、なんかおしゃれでハイソな感じがするのはなぜなんでしょう。
講習会で受講されている方にこんな質問をしてみます。
「ガーデニングを始めてどれくらいですか?」
すると、
「いままでやってきたのはガーデニングっていうのかしら。でも花が好きで、10年も前からクンシランをずっと咲かせていますけど。」
てな答えが返ってきます。
ガーデニングってなんだ?
ホームセンターで買ってきた鉢花を窓辺に飾るのはガーデニング?
おじいちゃんの盆栽いじりはガーデニング?
庭の草むしりはガーデニング?
プランターでトマトを栽培するのは?
新築祝いにもらった1.5mものの幸福の木に水やりするのは?
友達に分けてもらった金のなる木をただ鉢で置いてあるのは?
だれが、「違う」と言い、だれが「そうだ」と言うのでしょう。
私が、「それも立派なガーデニングです。」と言うと、
「それなら、ガーデニング歴15年になります。」(-_-;)@*#$%ЖЮ凵噬カ◎ξ!!
人がYESと言えばそうだし、NOと言えば違うんでしょうか
でもきっと、BISESなんかに載っているイギリスの片田舎に住むスチュワートさん夫婦のお庭や南欧の石畳の町並みに飾られた鮮やかなハンギングなんかを見て、「何て素敵なんでしょう!こんなガーデニングにあこがれるわぁ」と思うんですよね。当然です
現代はホントに複雑怪奇。もはや「名は体を表す」ということわざは死語に近い!
ガーデニングという言葉は、幽霊みたいなもんです、ニッポンでは。
日本人って「型」や「枠」がないととっても不安になる民族なんですよね。
それが、歴史ということなんだと思うんです。
なら、われわれらしく、その歴史に忠実にガーデニングも型どおりのものをやっていけばいいんじゃないでしょうか。
極端なことを言うな!と怒られそうですが、私たちは、空調の行き届いた快適な部屋で、リモコンを押すだけで、食事がでてくるような生活が理想だと思っているフシがある。自分が動かなくても、欲しいものが手に入るという錯覚をすることがままあるわけですよ。
「うちの庭和風なのよ。どうも気に入らなくて。手入れもできないし。もっとおしゃれにしたいんだけどどうしたらいいのか…」
親の代までの通り、年に二度、植木屋さんに手入れしてもらえば、庭はずっときれいでいられるわけです。
でもしたくない。お金かかるし。和風は好みじゃないし。
カンタンですよ。自分で直せばいいんです。自分の好みどおりデザインすればいいんですよ。
「それができないから困っているんじゃないの!」
ないものねだり。結局、何も進まないで放置してしまいます。
省略できるところ、努力するところ、折り合いをつけるところ、そういうことを少し時間かけて考える必要があるんだとおもいます。
Gardeningを少し学問的な言い方ではhorticultureと言います。
後ろのcultureは文化・教養を意味しますが、同時に「耕す」「開拓する」という意味もあります。
こんな言い方もあります。
「cultivate one's (own) garden 自分のことをする,自分のことに気をつける」
どうでしょう。「ガーデニングは"自分開拓"だ!」というのは。観念的すぎますか?
でもそう考えれば、どんな形であれ植物と接点さえあれば、流行や新品種に惑わされることなくずーっとガーデニングが続けられるとは思いませんか?
あせらず、ゆっくり、歩く速さで。